リボス植物化学 フィルブリッヒ博士 健康住宅ワークショップ
REACH : ヨーロッパ化学物質に対する新しい法律
by R.Filbrich博士(リボス植物化学)  2005.February 2
主催:潟Gコバウ・ストッフ
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REACH : ヨーロッパ化学物質に対する新しい法律
by R.Filbrich博士(リボス植物化学)
日常私達が使う沢山の製品に有毒化学物質が隠されています。赤ちゃんの哺乳瓶や、スキンクリーム新しいT−シャツなどにさえです。過去何十年にもわたって、私達の体はこれらの有毒な化学物質を吸収し、結果として高い確率でガンやアレルギー、不妊症などに晒されています。私達は、これらの有毒化学物質について、ほとんど知ることができません。少なく見積もっても、95%の化学製品の基本的な情報をさえ無いのです。そんな状況から、ヨーロッパの政治家はこの状況を変えることを決断しました。2006年、化学物質に対する新しい法律であるREACH(登録、評価、認証制度)をスタートする法律化する予定です。この新しい法律により、ヨーロッパの市民と環境は、有毒化学物質に対してより安全になるはずです。
概要
化学会社は、これから使用する化学物質が無害であることを証明しなくてはならなくなります。無害であることが証明された場合に
限り、市場に出すことが出来るのです。この分析のためのコストは処理できる額で、我々の健康への影響はとても大きな価値があ
ります。
主要な目的
過去50年、化学メーカーは古い化学物質が起こす問題を避けるため、30000種類もの新しい化学物質を市場に出しました。それら
は、環境への影響や健康への危険を全く検証されていません。
REACHとは全ての化学物質を登録し、評価し、認証する制度で、法律も3つの部分に分かれています。
登録
1トンを超える量の化学物質を製造する化学メーカーは、その化学物質について、最も重要な情報を開示しなければならない。生産量
が増えるに従い、より多くの情報の開示を法律により要求される。特に、危険な化学物質はより多くの情報開示を要求される。
評価
ヨーロッパの化学物質の専門家が開示された情報を検証する。検証の結果、その化学物質が販売されて良いか、発売禁止か判断
する。
認可
危険がコントロールの範囲で、社会的な必要性が高い場合と判断された場合に限り、特に危険な化学物質が使用出来る可能性が
ある。
特に危険な化学物質とは:
●発がん性物質、催奇性物質、生殖障害性物質(CMR物質)
●生分解せず、高等生物に蓄積される物質、有毒物質
●生分解せず、高等生物に蓄積される物質、有毒とは証明されていない物質
●環境ホルモンに関係するもの
スケジュール
スケジュール 執行対象物質
3年以内 執行 CMR物質(発がん性、催奇性、生殖異常性物質)
3年以内 執行 生産量が1000トンを超える化学物質
6年以内 執行 生産量が100トンから1000トンの化学物質
3年以内 執行 生産量が1トンから100トンの化学物質
この新しい法律は一歩ずつ執行されます。環境への打撃が大きいことがわかっている物質や、大量に製造されるものほど、優先度
をもって法律の対象となります。遅くとも11年後までに、全ての化学物質が登録されるはずです。
過去の化学物質の事件
1976年 7月 イタリーSEVESO ダイオキシン流出
1986年 1月 スイス バーゼル 化学工場での火災 除草剤、殺虫剤、溶剤、有機水銀化合物
1980年 中旬 ドイツ        木材防腐材メーカー裁判(LINDAN、PCPなど)
1993年 2月  ドイツ        化学メーカーHOECHSTにて爆発 
1990年代    全世界       有機すず化合物
(歴史上最も有害な化学物質で、人間や動物のホルモンへの影響がある)
残留物質が確認されている ―  魚の缶詰
織物・布
おもちゃ
発生原因物質 防食塗料(さび止め塗料)
PVC製品
REACH法律の影響
化学物質を有毒かどうか試験するためのコストは、100.000ユーロ(1300万円)とも言われています。これは小さな化学会社が
負担できない金額です。つまり、将来は大きな化学メーカーだけが製品を市場に出せる状況となります。少量生産の化学メーカー
は、試験費用が高額のため試験しようとはせず、結果として市場から消えていくでしょう。全ての隙間市場で使用される、特殊な
化学物質も市場から消えていくはずです。法律が例外を作らない限り、少量の革新的な化学物質は開発されません。
Rシンボル ― REACHに替わるか?
新しい “Rシンボル“制度は、環境問題に関心を持つドイツの組織である”ARGE KdR“によって考案されました。この制度の
目的は、環境に安全な気候に影響を与えない製品の発展と促進です。
2002年ドイツ政府は“ドイツの展望”という出版物を発行しました。そこには、天然成分の製品の使用が推奨されており、この新しい
戦略は、国民に考え方や、消費する製品を変えることを要求しました。“ARGE KdR“は、”Rシンボル“を使うことで、どの製品
が環境に安全かを、消費者にわかりやすくしようとしたのです。従って、ARGEにとってのゴールは、全ての製品のカタログからの
データを集めて、どの天然原料の建材が最も安全で、良い物であるかを証明することです。
このため、ARGEは建材メーカーに、製品について、成分完全明示での高いレベルの透明性を要求しています。メーカーは、アレ
ルギー、免疫性疾患、化学物質過敏症で悩む人たちのために、製品に含まれる有害物質についての情報を、提出する必要があり
ます。
“Rシンボル“による消費者の保護 ― 消費者にとって、わかりやすく、安全な製品選びのために
      “Rシンボル”では、国際的な化学物質管理番号CAS−No.と共に製品の完全成分明示を提出した製品だけが認証される。
      “Rシンボル”認証製品では、全てのCMR物質(発がん性、催奇性、生殖異常性物質)はに、新しい法律であるREACHに
         従って、指定の印をつける。
      石化成分、鉱物/金属成分、天然成分に分けて、製品がどんな成分を使っているのかを見分けることが出来る。
      赤 ― 石化成分
      黄色 ― 鉱物/金属成分
      緑 ― 天然成分
   この色分けが、一般消費者でさえ、正しい製品の選択を簡単にします。
最大規模の建材見本市 BAU2005 での“Rシンボル”
(2005年1月ドイツ ミュニックにて開催)
主要な考え方は、全ての来場者に、天然素材を見てもらい、使うきっかけにすることでした。従って、“BASYSベーシク システム
―建築は進化した“と名打った。Rシンボルの協賛企業が協力し、協賛企業の建材を使用して会場の中に住宅を建て、その前に
Rシンボル認定製品を展示した。そして、健康住宅に関するセミナー、レクチャーを期間中開催し人気を集めた。 
期間中、ドイツ経済省の一員で国会議員であり、緑の党の有名な党員であるRezzo Schlauch氏は、展示ブースを訪れ、Rシン
ボルの最大の協賛会社であるリボス社のHartmut Biel氏にRシンボル認証を発表する製品のリストを手渡した。
自然塗料の新しい発展
世界的に自然塗料は、ドイツはもちろん世界的にますます需要が高まっています。自然素材を使用する理由は多様です。
■消費者と施工業者にとって健康だから
■環境への危険性がない
■人間の健康にとって危険性がない
■廃棄物に問題が出ない
自然塗料の原料は、数百年前から、環境と人間に効果があるとして知られています。一方、消費者は天然成分の技術特性を考慮
する必要があります。
■撥水性
■化学物質への耐性
■気候への耐性
■適合性
自然塗料の密着を良くするためには、小さな亜麻仁油の分子が、木に浸透し、直接作用することが必要です。浸透した亜麻仁油
は、木と作用し新しい物質を造ります。つまり、リボス自然健康塗料は、アクリル塗料や水性塗料のように、表面に皮膜を作るだけ
でなく、木と非常に強く密着します。製品テクニカルデータに従って、正しく塗られたリボス自然健康塗料は、絶対にはがれること
はありません。ラッカー塗料のように密閉する皮膜を作らないため、リボスで塗装された表面は傷が入ったり、痛んだ場合でも修理
が簡単です。